大洗発 東北吶喊&北海道1周R(リターンズ)4

なんかこんな仰々しいタイトルつけてんのが恥ずかしくなってきた...

 

5日目 7月25日

 

朝起きるとなんか喉が痛い上に熱っぽい。

(原理的に合ってるのかわからんが)猫アレルギーで出始めた咳が呼び水になって風邪をひいたような感じ

そういや前に薬味を食事に取り入れて健康がなんたらって見たな...

 

さ、催涙ガス...?(涙目) 

誰が薬味をメインに据えろって言ったよ(半ギレ)

えすとくんがゲテモノとして勧めてきたんで買ってみたけど、味の方は非常に新鮮で、非常に美味しい(本音)

ただ食べるまでに問題がありますねクォレハ...

まあ刺激物を摂取したおかげでちょっと目も覚めたし、かまへんか

 

前日に聞いたライハの常連さんによると、帯広には三方六で有名な柳月の本店があるとのこと

本店では通常の販売品にならないハネ品を格安で売っているらしい

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北海道土産でマルセイバターサンドと双璧をなす銘菓

知名度はだいぶ負けてると思う

 

前日の夜に朝行って並ぶしかあるめぇ?って話をVTR-Fに乗ってきた京都のおっちゃんとしていたので、現地に9時前に着くように出発

メロン味の三方六なるものを初めて見たので迷わず購入(500g 350円)

おっちゃんは家族にと言ってプレーン(1kg350円)を買ってたが、リアバッグに入りきらずギュウギュウ押し込んでいた

潰れたバームクーヘンは無事京都まで届けられたのだろうか

その後店舗内で限定味の三方六を会社用に買いました(社会人の鑑)

 

おっちゃんと別れ、微妙な天気の中を道東は網走に向けて再出発

この日の目的はゴールデンカムイごっこである

 

行程自体は200km足らずのヌルい道のりなので、事あるごとに休憩を挟む

ほろびてしまった感があるほろびない駅名標すき

 

タラタラ走って網走に到着

念願の網走監獄博物館へ(2年ぶり2回目) 

この後亡くなったんだよね...(ネタバレ)

もうちょっとマシなシーンなかったの?と思ったら原作読んでください

ないです(暴言)

 

2年前にも来ていたので写真を何枚か撮り、敷地を軽く散歩

ゴールデンカムイのコラボ商品を求めてお土産売り場にも行ったが特に見つけられず。

見学終了。

悪いヲタクは興味が薄い聖地に行っても聖地巡礼と記念撮影が終わると碌に見て回ったりもせずに帰ってしまったりするのだ

良い子はちゃんと見て回って知見広げて♡

2年前はちゃんと見て回ったので許し亭許して

 

この日の宿は2年前にも泊まった網走の某ライハに決定、しかし網走監獄から15分程度の距離にあるので時間が余りますねぇ!

というわけで急遽近隣の名所を検索。すると

ここらへんにぃ、インスタ映えするスポットあるみたいっすよ

 

1時間ほど走ったところの「天に続く道」というやや中二病臭い名前の名所がヒット

まあインスタやってないんですけどね(半笑い)

僕もかれこれ15年くらい中二病をやっているので、行かないわけにはいきません

28km続く直線道路らしく、このタイミングで向かえば日没の写真撮れるかな〜などと考えて出発 

撮った本人より出来の良い写真アップロードしないでもらえます?(半ギレ)

まあネット大量に上がってますが、景色だけはとてもいいところでした

着いてからしばらくすると観光バスが停まり(停留所とか一切ない普通の道路)観光客がわらわらと写真を撮り始めたので撤退

 

28kmの終点まで行ってみるか〜と思って走り始めると、わずか2km離れた道道33−4号への合流路で普通に左折合流させられました(小声)

んで終着点がこ↑こ↓

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...え?

スタート地点に対してゴールが貧弱すぎるだろ...

 

(終点にはガチで何も)ないです 

さらにチェックインアプリでもスタート地点は登録されていたにもかかわらず、ゴール地点でアプリを起動すると1.4km離れたパン屋に居ることになるというクソ田舎っぷり

なのでワイが気を利かせてゴール地点を登録しておきました(したり顔)

わ し が 育 て た

 

網走への帰り途中に日が沈んだんですが、その後クソ寒かったので現地でのんびりしなくて正解でしたね

 

このとき財布の現金が底をつきかけていたため寄ったセイコマにて、セイコマにはATMがないことを初めて知る(でもホットシェフがあるから許す)

ライハでカード払いができる望みは薄いので

  1. チェックインしてから近くのコンビニATM
  2. 着く前にコンビニATM

のどちらかが必要。

辺りは街灯もほとんどなく真っ暗だが、さすがに支払い前のチェックインはまずいと思い②を選択。少し遠回りして近くのローソンへ

しかしこの選択が後に重大な事件を引き起こす

 

宿に着いて寝袋などをバイクから下ろしているともう一台バイクが到着。

積載はタンクバッグと大きめのシートバッグが1つ。

えらく軽装だな...と思って見ていると眼鏡をかけた大人しそうな22,3くらいの兄ちゃんだった

ワイの方をチラチラ見ながら先に中に入っていき、先にライハの店員さんと話始めてしまう

おう順番守れよ小僧と思ったが、ここのライハは8畳の部屋に雑魚寝システム。

あんま関係ないか〜と思い待っていると

店員「ライダーハウス利用ならこっちね〜」

ガラガラっと店員さんがワイの後ろの雑魚寝部屋のアコーディオンドアを開く

 

そこには◯の喜びおじさんそっくりの小汚いおっさんがプカプカ煙草をふかしていた

 

その瞬間、確かに兄ちゃんと目が合った。

店員「あれ?お兄さん寝袋とか持ってないの?ならお部屋借りる?」

兄ちゃん「えーと、はい」

はいじゃないが?

実はこのライハ、普通に宿屋もやっていて部屋を借りることもできる(2000円台)のである

 

ワイ「あの〜僕もお部屋貸してもらってもいいですか?」

店員「もう売りに出せる部屋ないのよ、ごめんねぇ」

は?

 

斯くして小汚いおっさんと一夜を共にすることになってしまったのである。

 

 

おっさんは2週間前から北海道に来ており、このライハにも既に4泊しとるんやと関西弁でまくし立て、ワイが適当に相槌を打つと嬉しそうに終わらない自分語りを始めてしまう

 

ワイ「ハハ... 4日間泊まってる間は何してたんですか?」

汚「寝てたわ!ガハハ!」(ほんのりとくさい)

 

ここ数日の道東の天気が怪しかったとはいえ、おっさんは4日もの間ライハに転がっているくたびれたジャンプを読み続けていたのである(そのとき手に持っていたジャンプの表紙には成長前のNARUTOが描いてあった)

 

ワイがスマホを弄っていてもおっさんは御構い無しに話しかけてきて自分語りを始めるため、洗濯をすると言って席を外したり、戻った後も起きてる間はイヤホンを挿し、翌日の行程を決めてすぐに眠りについた

 

6日目 7月26日 早朝

 

7時くらいに目を覚ますと喉の痛みが増しており、頭もボーっとする

おっさんがワイの寝ている間も構わず煙草を吸い続けていたためだと思われる

かつてないほどのハズレライハを引き当てたことを後悔しつつ、洗濯物を乾燥機に突っ込んで出発の準備をしようとする...がここで問題発生。

小銭入れがないのだ。

昨夜洗濯機を回したときに300円入れたはずなのだが、洗い場も雑魚寝部屋もどれだけ探しても出てこない

さすがにすぐ近くに置いた荷物を漁られれば気付くはずなので、おっさんも潔白だろう

入っていた額は多くて400円程度、カード等が入ったメインの財布は別にあるので大きな問題にはならないものの、朝一でテンションの下がる事件である

 

仕方なくおっさんに小銭を借りて乾燥機を回し、オーナーが起きて来るまで待ち、紙幣を崩してもらってからの出発という流れが確定してしまう

おっさんによるとオーナーが起きて来るのは9時ごろ。

待っている間に衣類以外のパッキングを済ませることにする

昨夜おっさんをワイに押し付けた兄ちゃんのバイクは既になく、出発したようだった

 

パッキングが済み、部屋で一息ついてスマホを弄ろうとしたその時、画面に妙な通知が出ていることに気付く。

[micro SD card not available]

 

消えたのは小銭入れだけではなかった。